2017.01.01  企画管理部

“酉年に思いを乗せて”

 新年明けましておめでとうございます。今年も皆様が健康で穏やかな年でありますように祈願致します。
 さて昔から“酉年”生まれの人は、決断力、行動力があり社交的で世話好きという人柄だと言われています。私たちの会の先輩方は酉年生まれの方が多いのではと思えてなりません。その心意気が良く似ているのではないでしょうか。
 この会も発足から今年で40年を迎えることになります。当時、学校を卒業した後、とにかく安心して毎日通える所がほしいという思いが、会の原点でした。その思いを先輩の方々は、行動に起こし、苦労を乗り越えて社会福祉法人父の樹会を立ち上げ、必要に応じていろいろな施設を拡充してきました。更にサービス支援を行うためNPO 法人ひだまりも立ち上げ現在は立派に活動しています。施設やサービス体制は世間に先駆けて大変充実してきていると思います。
 社会的に福祉の仕事は、大切にも係わらず待遇が恵まれているとは言えません。時間が不規則、休暇も取れないなど厳しい勤務環境が影響して求人難の状況にあります。私たちの法人も例外ではありません。また私たち障害児者の将来を守る父の樹会も人手不足で困っています。現在、青年学級部、バザー工房部、生活支援部等6つの部に分けて活動していますが、役員や運営する手が足りません。
 会員が出来ることを、出来る範囲で応援して頂けるとありがたく存じます。
 今年はみんなで40年前の思いの原点に立ち戻り、“酉年”の希望の羽に乗せて、理事会、研修会、web“父の樹広場”を通して、一緒に相談しながら取り組んで行きたいと思います。どうぞ今年も宜しくお願い申し上げます。

平成29年 元旦
障害児者の将来を守る父の樹会 会長 平井紳一